時間と平等
時間は平等にある。
そんな風によく聞きますが、僕は厳密に言うとそうではないと思っています。といいますのも、時間は環境と相対的な関係にあると思うからです。環境は良ければ時間は短くなり、よくなければ長くなるような。
例えば、1っ子と3人兄弟、どちらが良いかと聞かれると皆さんはどちらをあげるでしょうか。
僕は兄弟がいないので、1っ子なりの苦労があります。一方で兄弟がいる人にも苦労があります。だから平等じゃん、と思う方もいるかもしれません。それぞれのメリットもあるから相殺されるじゃんとも思うかもしれません。
でも、その苦労やメリットの質や厚みは果たして同じと言えるでしょうか。同じでないのなら、その環境に左右されて、物事にかけられる時間は平等に残らないと思うのです。
じゃあ平等なんてないのかといえば、そうも思いません。唯一、平等だと思うのは目の前の選択です。
選択は大まかに言えば2つ。細かく言えばもっとありますが、とりあえずイメージしやすいように想像するのを2つくらいにしてみてください。そのどちらかを選ぶのは自分です。
もちろん、環境に左右されることもあります。だけれど、その環境を出来る限り変えるための選択は自分の手元に残されています。環境の感じ取り方1つ、自分の心次第。そういう選択も然りです。
選択によって、流れを変えることはできる。時には時間の流れの早さまでも。と僕は思います。
だから、その重い選択1つ1つの精度をあげるため、機会を逃さないために、知らないことを知り、エッセンスを学ぶのだと思うのです。
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